TWILIGHT EXPRESS 瑞風
一番乗りたい電車、、、、
トワイライト・エクスプレス瑞風。
「美しい日本をホテルが走る。~上質さの中に懐かしさを~」
山陽・山陰を1泊2日、または2泊3日でぐるっと回る、まさに走るホテル。
私が “乗り鉄” もどきになったのは、中学1年の時に出会ったアガサ・クリスティの「青列車殺人事件」がきっかけかもしれません。乗り鉄というより、寝台特急電車に何故か憧れてしまったのです。実は閉所恐怖症なので、本来は狭いところが大の苦手。ですから余計に、豪華な寝台特急に乗って、旅をしたい、という憧れを持ってしまったのでしょう。
先日、久しぶりに買い直したのです、この本を。48年前に頂いたものは引越の際に迷子になったので、もう一度、列車の描写を読みたくて。そうしたら、、、、訳者によってあれほどにも変わってしまうとは!
青列車、つまりブルートレインですね、細かい列車の描写がない!地図も載っていない! えっ?
それを読んで寝台特急という電車が好きになったのに! あの描写があったから、電車で何日もかけて移動する “旅” に憧れたのに! ない! どゆこと?! まさかの記憶違い? いえいえいえいえいえいえ。それはないかと。きっとその訳者さんが、列車に興味がなかったのでしょう。なんてこと!アガサ・クリスティの列車ものは、あの描写を読むのも楽しみのひとつの筈なのに。あーあーあーあー。かなりがっかりした夜となりました。(おやすみ前に読んでいたので)
地図を眺めているのが好き、路線図を見ているのが好き、電車に乗るのが好き、何より(旅行ではなく)旅が好き、とくれば? 全てに当てはまるのが寝台特急電車。しかも夢ですから、一般車両ではなく思い切り贅沢なスイート!
なぜ瑞風なのか。
ネーミングがいい。
車両の色がいい。デザインがいい。
全部で10号車まであるのですが、そのうちのひとつの車両、7号車がなんと「ザ・スイート」!!!
そうなんです。ひとつの車両がまるまる一部屋なのです! これなら狭くない。むしろ広々。
一番前と一番後ろの1号車と10号車は共に展望車。食堂車は6号車で、ラウンジカーは5号車。それ以外がロイヤルツイン。しかも、7号車のスイートは、7号車であるにも関わらず、他のお客様が横を歩かない構造になっているので、他の部屋に比べて横幅広いのです。他のお客様は2階建て構造の下の通路を歩く感じですね。
お部屋は全くホテルと同じで、ベッド、トイレは勿論のこと、バスタブ付きのシャワールームまであります。
両側の窓は、ただ景色が見えるだけではなく、片側は天井部がガラス貼りになっているので、空間はより広く感じますし、プライベートバルコニーまで付いているという念の入れよう。
お食事の際には勿論ドレスコードありです。
私が乗りたい2泊3日の山陽・山陰コースは、京都を出発して、岡山に立ち寄り、下関を回って山陰へ、松江に立ち寄り、再び京都に戻って来るという、海外の寝台特急電車に比べれば恐ろしく短いコースですが、3日間かけてぐるっと回ってこれるのは魅力的です。
乗ってみた~~~~~~い!
でも、抽選なのですよ、これ。
しかも、毎回落選した方を優先するというやり方。我が家が申込みを開始できるのは、いつのことでしょ。
まだまだ当分先の話しですが、それを目標に頑張りまーす!
まほよめが海外に行かない理由はこれでした。海外に行くお金があったらスイートの為に貯金しますわ!
そうそう、新しい本のカバーには、ご丁寧にも、新訳でおくる初期の意欲作、という注釈が。もー、いらんことしてくれてからに。旧訳と新訳の両方とも出してよね。
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今日のお薦めのワイン
レアンドル・シュヴァリエ / ペルル・ドゥ・ジロンド
https://nuimama-ny152.shop/?pid=144547113
生産者 : レアンドル・シュヴァリエ
地 域 : フランス > ボルドー
品 種 : カベルネ・ソーヴィニヨン100%
ポイヤックのジロンド川に浮かぶパティラ島で唯一の生産者。オーナーのドミニク・レアンドル氏はブライの人里離れた一角で3haあまりのブドウ畑を耕しています。元々、家業で馬を飼育していたこともあり耕作に馬を使い、ミッシェル・ベターヌに世界で最高に上手く畑を耕している、と言わしめた程。これほど小さな面積でありながら様々なキュヴェを造り、本当の意味でのテロワールの違いをワインに表現している人です。
3気圧以下のペティアン。発酵、熟成ともにステンレスタンク。アルコール控えめながら、カベルネの飲みごたえ。7℃くらいの飲用がお勧めです。
無濾過の為、若干、濁りがありますので、召し上がる前にボトルを振ってからグラスに注いでください。
カベルネ・ソーヴィニヨン(通常は赤ワインを造る時の葡萄)で造られたペティアンというのは非常に珍しく、お目にかかったのはこの生産者が初めて。店頭で見かけないだけでなく、美味しいものに出会える確立もまた低いので、貴重なワインです。
スパークリングワインがお好きではない方も、白ワインの類として召し上がって頂きたくて入れました。
昨日はこの生産者の白ワインをご紹介させて頂きました。よろしかったらそちらもご覧ください。
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