ワイン手帖

ワインショップ「Shopgirl_NY152 」 エッセイ&ワインこぼれ話

TWILIGHT EXPRESS 瑞風

 

一番乗りたい電車、、、、

トワイライト・エクスプレス瑞風。

 

「美しい日本をホテルが走る。~上質さの中に懐かしさを~」

をコンセプトに登場した、JR西日本が運行する寝台列車

山陽・山陰を1泊2日、または2泊3日でぐるっと回る、まさに走るホテル。

 

 

私が “乗り鉄” もどきになったのは、中学1年の時に出会ったアガサ・クリスティの「青列車殺人事件」がきっかけかもしれません。乗り鉄というより、寝台特急電車に何故か憧れてしまったのです。実は閉所恐怖症なので、本来は狭いところが大の苦手。ですから余計に、豪華な寝台特急に乗って、旅をしたい、という憧れを持ってしまったのでしょう。

先日、久しぶりに買い直したのです、この本を。48年前に頂いたものは引越の際に迷子になったので、もう一度、列車の描写を読みたくて。そうしたら、、、、訳者によってあれほどにも変わってしまうとは!

青列車、つまりブルートレインですね、細かい列車の描写がない!地図も載っていない! えっ?

それを読んで寝台特急という電車が好きになったのに! あの描写があったから、電車で何日もかけて移動する “旅” に憧れたのに! ない! どゆこと?! まさかの記憶違い? いえいえいえいえいえいえ。それはないかと。きっとその訳者さんが、列車に興味がなかったのでしょう。なんてこと!アガサ・クリスティの列車ものは、あの描写を読むのも楽しみのひとつの筈なのに。あーあーあーあー。かなりがっかりした夜となりました。(おやすみ前に読んでいたので)

 

 地図を眺めているのが好き、路線図を見ているのが好き、電車に乗るのが好き、何より(旅行ではなく)旅が好き、とくれば? 全てに当てはまるのが寝台特急電車。しかも夢ですから、一般車両ではなく思い切り贅沢なスイート!

 

なぜ瑞風なのか。

 

ネーミングがいい。

車両の色がいい。デザインがいい。

全部で10号車まであるのですが、そのうちのひとつの車両、7号車がなんと「ザ・スイート」!!!

 

そうなんです。ひとつの車両がまるまる一部屋なのです! これなら狭くない。むしろ広々。

一番前と一番後ろの1号車と10号車は共に展望車。食堂車は6号車で、ラウンジカーは5号車。それ以外がロイヤルツイン。しかも、7号車のスイートは、7号車であるにも関わらず、他のお客様が横を歩かない構造になっているので、他の部屋に比べて横幅広いのです。他のお客様は2階建て構造の下の通路を歩く感じですね。

 

お部屋は全くホテルと同じで、ベッド、トイレは勿論のこと、バスタブ付きのシャワールームまであります。

両側の窓は、ただ景色が見えるだけではなく、片側は天井部がガラス貼りになっているので、空間はより広く感じますし、プライベートバルコニーまで付いているという念の入れよう。

お食事の際には勿論ドレスコードありです。

 

私が乗りたい2泊3日の山陽・山陰コースは、京都を出発して、岡山に立ち寄り、下関を回って山陰へ、松江に立ち寄り、再び京都に戻って来るという、海外の寝台特急電車に比べれば恐ろしく短いコースですが、3日間かけてぐるっと回ってこれるのは魅力的です。

 

乗ってみた~~~~~~い!

 

 

でも、抽選なのですよ、これ。

しかも、毎回落選した方を優先するというやり方。我が家が申込みを開始できるのは、いつのことでしょ。

 

 

まだまだ当分先の話しですが、それを目標に頑張りまーす!

 

 

まほよめが海外に行かない理由はこれでした。海外に行くお金があったらスイートの為に貯金しますわ!

 

 

 

そうそう、新しい本のカバーには、ご丁寧にも、新訳でおくる初期の意欲作、という注釈が。もー、いらんことしてくれてからに。旧訳と新訳の両方とも出してよね。

 

 

 

 

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今日のお薦めのワイン

レアンドル・シュヴァリエ / ペルル・ドゥ・ジロンド

https://nuimama-ny152.shop/?pid=144547113

  

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レアンドル・シュヴァリエ / ペルル・ドゥ・ジロンド

 

生産者 : レアンドル・シュヴァリエ

地 域 : フランス > ボルドー

品 種 : カベルネ・ソーヴィニヨン100%


 ポイヤックのジロンド川に浮かぶパティラ島で唯一の生産者。オーナーのドミニク・レアンドル氏はブライの人里離れた一角で3haあまりのブドウ畑を耕しています。元々、家業で馬を飼育していたこともあり耕作に馬を使い、ミッシェル・ベターヌに世界で最高に上手く畑を耕している、と言わしめた程。これほど小さな面積でありながら様々なキュヴェを造り、本当の意味でのテロワールの違いをワインに表現している人です。

 3気圧以下のペティアン。発酵、熟成ともにステンレスタンク。アルコール控えめながら、カベルネの飲みごたえ。7℃くらいの飲用がお勧めです。


 無濾過の為、若干、濁りがありますので、召し上がる前にボトルを振ってからグラスに注いでください。
 カベルネ・ソーヴィニヨン(通常は赤ワインを造る時の葡萄)で造られたペティアンというのは非常に珍しく、お目にかかったのはこの生産者が初めて。店頭で見かけないだけでなく、美味しいものに出会える確立もまた低いので、貴重なワインです。
 スパークリングワインがお好きではない方も、白ワインの類として召し上がって頂きたくて入れました。

昨日はこの生産者の白ワインをご紹介させて頂きました。よろしかったらそちらもご覧ください。

https://nuimama-ny152.shop/?pid=128388503

 

 

 

 

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