ワイン手帖

ワインショップ「Shopgirl_NY152 」 エッセイ&ワインこぼれ話

北海道大好き

たまに、なぜにこんなに北海道大好きなんだろワタシ? と思う位、好きです北海道。

 

きっかけは何だったのかと考えれば、沢山あり過ぎて笑えるほど。

恐らく、一番大きな要因は『アイヌ』に興味を持ったからだったのかなと。では興味を持つきっかけは何だったかと言うと、ひとつは、小学生の時に読んだ、金田一京助氏のアイヌ語の辞書を作る時の話し。それは、金田一氏が辞書を作るにあたり、アイヌの方たちとどんな風に交流し、どうやって言葉を教えて貰ったか、と言うか彼自身がどうやって自ら覚えていったのか、というエピソードを書いたもので、実際にご本人が体験した数々の出来事、実話だったことが、面白かった要因ですが、こんな風にしてアイヌ語の辞書は作られたのか、を知ることができたのは勿論のこと、歴史や風習など、その全てに「憧れ」に近い何か、幼子心をくすぐる何かがあったのでしょう。

 

もうひとつは、更に遡ること数年前、私が幼稚園児の頃、我が家には北海道出身の大学生が下宿をしていたのです。夏休みが終わってそのお兄さんが親元から東京に戻ってくる時、北海道のお土産を私にも買ってきてくれたものでした。

アイヌの人たちのお守り。刺繍が綺麗。

アイヌの人たちが馬につける熊よけの鈴。鈴だけで5~6センチはあるでかくて重い本物。

アイヌの人たちが使っていたというまじないの紐。後にそれは手首に結び、紐が切れたら願い事が叶うという、なんでしたっけ?その紐なのだ、ということを知るのですが、その時はなんの説明もなしで手渡されたので、クマのぬいぐるみの首輪にしてしまいました。

大人たちへのお土産は「若狭芋」とか北海道名物の〇〇、といったお菓子だったのに、なんで幼稚園児の私へはアイヌの鈴?(実際に使われている本物だから重いし全然可愛くない)と、我が家の大人たちが陰で不思議がっていたものでしたが、貰った当の本人は、特別な物を貰った感満載で、大層嬉しかったものです。クマよけの鈴なんて持ってる子、他にいなかったですからね。笑

 

アイヌ』という語彙を知ったのは、金田一先生の読み物よりはるかに前のことでした。

私に影響を与えたそのお兄さんはと言うと、日本人離れのイケメン色白で、どちらかと言うとヨーロッパの血ひいてる?タイプで。ですから、どう考えても彼がアイヌの末裔で、自分の民族にこだわった、とは思えず、恐らく土産物屋で手に入りやすい、大学生でも気楽に買える代物だったから、が、本当のところだったのかもしれません。

 

乗り鉄になった学生の頃はもう、私の目的地はひたすら北へ北へと向かっていましたが、バイトで貯まるお金なんかたかがしれていて、授業に必要な本を買った残りをチリツモにするには北海道はまだ少し遠い道のりで、実際に行けたのは社会人になってからでした。

 

お目にかかりましたよ。生粋のアイヌ人の最後と言われた方に。

アイヌの女性たちが祭りの時に着る、刺繍の綺麗な紺色の洋服?衣装?が欲しくて、捜しに行った時のこと。偶然ですが、生活の為に作られた何かを卸にいらしたのです。今と違って、まだ自分から知らない方にまして年上の男性に声をかけられる勇気なんて、持ち合わせていなかった頃でしたから、折角、店の方に紹介して貰ったのに、「こんにちは」の一言だけしか言えませんでした。

今だったら、お話しもできたかもしれないのに、、、、。

色々、聞けたかもしれないのにね。

 

威風堂々、とは、ああいった方を言うのでしょうか。少し、だいぶ、ぶっきらぼうでもありましたが。

お店の方に言わせると、照れてらしたそうです。

 

蠣崎波響の『夷酋列像』の中に似ている人がいます。あそこに描かれている「ツキノエ」という方。

あんな感じ、、、、。

 

 

末裔の方に聞かれたら、似てないですよ、と言われてしまうかもしれませんね。

そこは大目に見てやってください。何せ古い話ですから。笑

 

  

 

 

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今日のお薦めのワイン

ポデーリ・ダル・ネスポリ / “フィラリーノ”サンジョヴェーゼ・ロザート・ルビコーネ 2017年

https://nuimama-ny152.shop/?pid=144950230

 

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ポデーリ・ダル・ネスポリ / “フィラリーノ”サンジョヴェーゼ・ロザート・ルビコーネ2017年

 

生産者 : ポデーリ・ダル・ネスポリ社

地 域 : イタリア > エミリア・ロマーニャ州

品 種 : サンジョヴェーゼ100%


 創業1929年。アッティリオ・ラヴァイオーリ氏がアペニン山脈アドリア海の間に位置するネスポリ村で、現在プルニェートと呼ばれる畑でブドウ栽培を始めました。
 創業当初から「畑からグラスまで」をコンセプトに、自然環境に配慮したワイン造りを実践しています。ワイナリーが位置するビデンテ・ヴァレーは、サンジョヴェーゼをはじめとするブドウ品種にとって理想的なミクロクリマとなっています。ロマーニャの土地を愛し、ロマーニャの地を最大限に表現するワインを造りだしています。
 サンジョヴェーゼ100%で造られたロゼワイン。“フィラリーノ”は、ロマーニャ方言で「ファン、愛好家」という意味。


 チャーミングなローズピンクの色合いが、特に女性に好まれることから名付けらたというこのワインは、食前酒としても、また軽めの前菜などに合わせても美味しいやや辛口。サマーワインにしても楽しめる気楽なデイリー。

 

 

 

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