「ドメーヌ」と「シャトー」の違い。昨日の続き
昨日、「モノポール」と「ドメーヌ」について少し説明をしたのですが、「ドメーヌ」と「シャトー」の違いは何?という質問を受けましたので、今日は、「シャトー」についてざっくりとお話しします。
よろしかったら、昨日の記事も併せてご覧ください。
wine-techo-kotonoha.hatenablog.com
昨日は、ブルゴーニュに多い「ドメーヌ」について触れました。
では、ボルドーではなんと言うのか?
それが「シャトー」です。
意味は「お城」、そのまんま、ですね。実際、今でも「お城」に住んでいらっしゃる方、「お城」が醸造所、という生産者、かなりいらっしゃいます。ゆえに、「シャトー」なのです。
ブルゴーニュ地方と違って、ボルドー地方は広大な畑をひとつの生産者が所有しているところが多い。ブルゴーニュに比べると、規模が大きく設備も近代的なところが多く、組織化している、という感じです。
ブルゴーニュ地方が家族経営、農家、といった小規模に対して真逆なわところが多いのです。
ついでに言うと、ワインの名前の付け方も違います。
ブルゴーニュ産は大概、村名、畑名、区画名などがワイン名。
昨日の理屈でいくと、同じ名前のワインを複数の生産者が造っている、ということになります。
区別する為には、誰が造ったワインか、を明記する必要があるので、エチケット(=ラベル)には、Dom.〇〇〇、Dom.×××、という表記がされています。
Aさんが造ったワインと、Bさんが造ったワインはどう違うの?
という質問もよく受けるのですが、わかりやすい例えをあげるなら「おにぎり」。
同じに炊いたお米、海苔、梅干し、さあ、みんなで一斉におにぎりを作りました。
10人よったら10種類のおにぎりができます。硬さも違うし、海苔の巻き方も違うし、中身の量も違うし、と、材料同じでも全く同じにはならないのが普通です。材料が同じでも違うものができる。
と言うことは、材料が違えばもっと複雑に違ってきますよね。
ワインも全く同じで、生産者が違うとお味も違うのです。
ボルドー産のワインは、銘柄が「シャトー〇〇」です。〇〇はひとつ。ですから全部違って当たり前。
わかりやすいと言えばこちらの方が単純で、確かにわかりやすいかもですね。
生産者に思いを馳せながら召し上がるのも楽しいですよ。
今度は、ブドウの違いについてもお話ししますね。
選ぶ時の参考になさってみてください。
フランスの話しをしておいて、今日のお薦めのワインはアルゼンチン~~(笑 おいおい)
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今日のお薦めのワイン
ベンヴェヌート・デ・ラ・セルナ / ミル・ピエドラス・マルベック・ロゼ 2010年
https://nuimama-ny152.shop/?pid=145591708
生産者 : ベンヴェヌート・デ・ラ・セルナ
地 域 : アルゼンチン > メンドーサ州ウコ・ヴァレー
品 種 : マルベック100%
アルコール度数 :13.0%
標高1100メートルのヴィスタ・フローレス、ウコ・ヴァレーにあるヴィンヤードです。深い砂と石の体積土砂の土壌で水はけが良く、半砂漠の気候なので日夜の温度差はなんと50度!になる時もある程。
18kgの籠に手作業で収穫し、果実をソーティング・テーブルで葉・梗と分けてから、もう一度ソーティング・テーブルで今度は果実を品質によって分けています。5度で4~6時間マセラシオンしてから空気圧式の圧搾機で色と味を果実から摘出。培養酵母で15~18度で発酵。マロラクティック発酵させることで、酸味を和らげる効果があります。フリーランの果汁だけを使ったワインです。
深いピンク色に熟れたラズベリーとイチゴのアロマ。チェリー、野イチゴ、グアバの風味が特徴のロゼです。少し、熟成しています。フレッシュさは影をひそめ、まったりとした落ち着きが出てきました。
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