ワイン手帖

ワインショップ「Shopgirl_NY152 」 エッセイ&ワインこぼれ話

もうじきハロウィーン

 

日本ではまだまだ馴染みが薄いハロウィーン。ここで言うハロウィーンは、大人が繁華街に繰り出す〇〇騒ぎのことではありません。

 

子供たちがご近所さんを回って

「トリック オア トリート」

と言ってお菓子を貰う行事の方の話です。

 

 

そもそもハロウィーンて何?

かと言うと、毎年10月31日に行われる、収穫を祝うお祭りのことでしたが、今では特にアメリカ合衆国、民間行事として定着した為に、悪霊を追い出すという宗教的な意味合いはほぼ無くなったそうです。

 

今は、カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする楽しい行事なのです。

本来、これはキリスト教のお祭りではないのですが、私が通っていた高校では、バッチリ、宗教の時間にイースター同様やってました。

 

ハロウィーンでよく耳にするのが、

Trick or Treat(トリック・オア・トリート)」

 

これは英語圏の子供たちが、直訳すると「いたずらか、ごちそうか」と、大人たちに聞く。裏の意味は、「ごちそうをくれないと、いたずらしちゃうぞ」というお祭りならではのお遊びのひとつ。

子供たちはこの言葉を唱えながら近所の家々を訪ね、お菓子を集めて回ります。訪問される側の大人たちは、子供たちのためにあらかじめお菓子を大量に用意して待っています。いわば、地域の大人たちと子供たちとの交流できる大切な機会になっている訳ですね。

 

 

去年、ご近所の外国から帰ったいらしたオバサマがいるオウチの前に、それはそれは素敵な飾りつけと、バスケットが用意されました。

 

丁度、外出先からの帰宅途中に、その家の前を通りかかった時、オバサマが出てらして、、、

呼び止められたのです。

 

「誰も来ないのよ」

 

???

 

その日がハロウィーンだということも忘れていた私は、大きなバスケットの中の沢山のお菓子を見て、やっと気がつきました。

 

「なんで来ないの?」

 

オバサマは、子供たちの為に、きっと朝から、沢山のお菓子を用意して待っていたのでしょう。

 

 

私は、正直に、日本ではハロウィーンに、子供たちの為にオープンにされている家庭の皆無なこと、まだまだ浸透していないこと、などなどを話しました。

 

 

 

迷ったのです。言うべきか、ごまかすべきか。

でも、ごまかしたとしても、直ぐにばれますよね?

 

知らない個人宅へは、まず出向かないだろう、その前に親が行くことを許さないだろう、ということも話しました。

 

オバサマ、案の定、がっかりして、、、、

 

 

余りにも気の毒だったので、来年(つまり今年)、どこかの施設に行くならお供しますよ、と提案してみました。

勿論、住んでいるこの地区で、ちゃんと許可を頂けた幼稚園なり施設なり、、、どこかひとつ位はあるんでないかい? なかった時は知り合いがいる幼稚園に交渉してみようか、なんぞと思って。

 

オバサマ、とても喜んでくださいまして、まあ、私も乗り掛かった舟、探すことを約束して別れたのですが。

それから直ぐ、オバサマはまた海外赴任のご主人と一緒に旅立って行かれたのでした。 

 

 

日本で、ハロウィーンに、子供たちの

Trick or Treat」

の声が聞ける日なんて、やって来るのでしょうか?

 

 

やって来たらいいですね。単純に。

 

 

 

でも、実現は厳しいでしょうね、、、、、そんな物騒な国、ちょっと悲しい。

 

 

 

 

 

***********************************

今日のお薦めのワイン

ヤラ・イエリング / ピノ・ノワール 2015年

https://nuimama-ny152.shop/?pid=135269566

 

f:id:wine-techo-kotonoha:20191010222009j:plain

ヤラ・イエリング / ピノ・ノワール 2015年

 

 

生産者 : ヤラ・イエリング

地 域 : オーストラリア > ヴィクトリア州ヤラ・ヴァレー

品 種 : ピノ・ノワール100%

アルコール度数 : 13.5%


 フィロキセラ後のヤラ・ヴァレー復活のパイオニア、ベイリー・カローダス博士が1969年に設立したスーパー・プレミアム・ワイナリー。博士の栽培・醸造での細部へのこだわりは、2013年より新醸造家サラ・クロウ(2017年ワイン・メーカー・オブ・ザ・イヤー)に引き継がれました。
 樹齢48年の古木のブドウから造られた、生産量400ダースのピノ・ノワールです。


 明るいチェリーの果実味に、アニスのスイートなスパイスと香ばしいタンニンが滑らかに層をなしています。適度な凝縮感と自然な酸味がワインに快活さを与え、エレガントな仕上がりです。フルボディでありながら非常にマイルド。カベルネ好きもうなること間違いなし!

 

 

 

 

 

 ************************************************************************************************************************

 リースリング(美味しい辛口の白ワイン)とロゼが豊富なワイン専門のネット通販です。

『Shopgirl NY 152』 

 https://nuimama-ny152.shop

是非、覗きにいらしてくださいませ。ご注文はネットショップからどうぞ。

 

お問い合わせ先はこちら ↓

ny152.seloct.shopgirl@gmail.com

お気軽にご連絡ください。お待ちしております。リアルタイムで内容についての返信をできない時もございますが、その場合はその旨のご連絡を入れさせて頂きます。 

************************************************************************************************************************

最後までお読み頂きありがとうございました。