『グイン・サーガ』と『精霊の守り人』
全くストーリーの違うふたつの作品、だのに、その広大なスケールと世界観がどこか似ていて、空気の匂いが好き。
栗本薫さんの書いた『グイン・サーガ』本伝130巻、外伝22巻。未完のまま亡くなられたのが2009年、続編は別の人が書いていて(一人ではない)、ギネスになる程の長編小説。
1979年から刊行されたこの本の存在を知ったのは、1983年に出された第1巻の改訂本と10巻までを今は亡き知人に貰って、なんか面白そーーー、と手に取ったのがきっかけ。
「なんじゃ、この表紙?」
その知人は、読み終わると段ボール箱に詰めては送ってきてくれて、それを聞きつけた別の友人も
「じゃあ、自分のもあげるよ」
と、言って送ってきてくれたので、我が家はあっという間に凄いことになってしまい、流石に重さヤバイわ、と思ってBook Off に初めて取りに来て貰ったのは、最初の段ボール箱から数えて早20年後。本当にすごいことになってました。笑
貰い物の本は、SFから時代物から、コラム、政治、ジャンルは実に多岐にわたり、自分では絶対に手に取っていないであろう、と思われる類のものまで入っていたのが功を奏し、私はかなり雑食人種の如く読み漁った結果が、今に至る!
たまに、
「え?そんなのも読んでいるのですか?」
と、驚かれることしょっちゅうで、人のイメージの中の私って、何を読んでる人なんでしょうね???笑
段ボール箱を開ける時のワクワク感と、一冊一冊手に取ってどれから読もう、と思う瞬間のなんと幸せなことか。
その初段ボール箱の中で、ひときわ目を引いたのが『グイン・サーガ』
異世界冒険ファンタジー。お客様の中にもグインファンは数名いらして、登場人物のうち、誰が好きかでかなり話、盛り上がりました。
作中のイラストを描いたのも数名いるのですが、そのうち20巻から56巻までを描いた天野喜孝さんが好きで好きでたまらん、とばらしたら、今度は天野さん繋がりの輪ができて、原画展まで連れて行って戴けて、人の輪ってすっごーーーい。感謝感激でした。
さて、
最近、我が家では、食事の際にかなり古い録り貯めていたものを見返していて、アニメは見たけど人間バージョン見ていなかった!と見始めたのが、『精霊の守り人』綾瀬はるかさんの奴。原作は上橋菜穂子さんの守り人シリーズですね。
ストーリーは全く違うし、主人公の設定も何もかも違うのに、世界観と言うのでしょうか、出てくる地図なんか、これ中原!と叫んでしまいましたよ。
いいわぁ~、と思う根っこの部分が等しくて、改めて『精霊の守り人』面白い。
アニメより、やはり綾瀬はるかさんバージョンの方が、より激しくていいですよね。
リアルの一言。
まだ、やっと第二シリーズの2話ですよ、おっそーーい。
今まで、魔法使いさんとふたりだけで、映画やら録画やらを見ながらゆっくり食事を取っている時間なんぞなかったので、今、なんかやっと月並みですが、一緒に食事をできることが楽しい。嬉しい。
これって、凄い平凡なことですが、平凡て大事かも。
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今日のお薦めのワイン
ドゥーカ・ディ・サラバルータ社 / シャラネーラ 2015年
https://nuimama-ny152.shop/?pid=126519707
生産者 : ドゥーカ・ディ・サラバルータ社
地 域 : イタリア > シチリア州
品 種 : ピノ・ネーロ100%
創業1824年。ブドウ栽培の歴史はイタリアで最古と考えられ、豊かな自然の恩恵のもと、現在も国内最大州のワイン生産量を誇るシチリア。そのシチリア州を代表するワインの造り手がドゥーカ・ディ・サラバルータ社。21世紀に入り、優れた畑や醸造設備の購入に莫大な投資を行い、新しいエノロゴ(醸造責任者)を招聘するなど、培ってきた伝統を受けつぎながら新たな歴史の1ページを刻んでいる醸造所です。
シチリア北西部のエトナ山に隣接したヴァヤシンディの畑で栽培されているピノ・ネーロから造られるワイン。「シャラネーラ」という名前は火山から溶岩が流れ出る様子を表す「シャーレ」という言葉に由来しています。
ガーネットのニュアンスのあるルビー色。ブラックベリーのジャムの香りに、花やホワイトペッパーなどスパイスを想わせる調和のとれた香り。丸みがある、上品なベルベットのようななめらかでやさしいタンニンに、はっきりとしたミネラル感がある余韻が長い赤ワインです。
重たいタイプのシチリアワインは苦手という方が案外多いのですが、シチリアでも、エレガントなタイプは沢山あります。ピノ・ノワール好きな方にも召し上がって頂きたいタイプです。
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