ワイン手帖

ワインショップ「Shopgirl_NY152 」 エッセイ&ワインこぼれ話

トム・ハンクスをご存知?

 

つい先日、非常に若い方と話していたら、なんと、トム・ハンクスを知らない、という人がいて、、、

 

 

そうなんですね?? 余程の映画好きでないと、御年62歳になられたアメリカの俳優さんなんて知らないよ、という人がいてもおかしくない位、私が歳を重ねた、ということなんですね?? あれま。

 

私がやっているワインショップの名前は

『Shopgirl  NY152』

と言うのですが、実はこれ、ある映画に関連した名前です。

映画名は 『ユー・ガット・メール』

 

この映画の主人公を演じたのが、トム・ハンクスです。

 

1984年、『スプラッシュ』を観てからのファンですから、ファン歴半端なく長いです。実に35年。

このスプラッシュというのは、簡単に言ってしまえば、人魚に恋をした青年が、最後は何もかも捨てて人魚と一緒に彼女の故郷へ旅立つ、というこの上なく幸せなストーリーで、なんと当時、彼はコメディアンとして活躍していたのですが、何故か私はその至って明るいスプラッシュを観た時に、この人にマフィアもの演じさせたい、いつかそっち系演って!と思ってしまった稀有な奴です。

それを確信したのは『ビッグ』。

ある日突然、大人になってしまった子供が、仕方がないからおもちゃ会社に就職して、いっちょまえに恋もするわ、中身が子供だからヒット商品は飛ばすわ、という、やはりコメディで、会社のパーティのご馳走を食べる時に、ヤングコーンを両手に持って、リスかネズミのごとく端からかじって食べる様子が、私の中では大受けでした。

彼がマフィアものを演じる迄には、それから更に14年という歳月を要したのですが、その間の1998年に、メグ・ライアンと共演したのが『ユー・ガット・メール』。その時の二人のパソコンのハンドルネームが、トム・ハンクスが “NY152(ニューヨーク通り152番地、つまり住所)” 、メグ・ライアンが “Shopgirl(本屋の店主をしていた為)” だったのです。

あの時から、いつか、このハンドルネームを “何かに” 使いたい!と、ずーーーーーっと思い続けてきました。この映画が公開された1998年は、まだ今の仕事は全くしていなかったのに(と言うかワインもそんなに飲んではいなかった)、全然違う仕事していて、まさか自分が起業するとは夢にも、想像だにしなかったのに、それでも、いつか、と思い続けて、17年、私って、しつこいのか、諦め悪いのか、のんびりしすぎているのか、気が長いのか、、、、笑

きっとどれもですね。

 

     でなきゃ、こんな面倒くさい仕事やってられない?わさーーー!

 

 

 

ちなみに、マフィアものは、『ロード・トゥ・パーディション』と言います。

ファンの為に作られた、ファンの為の映画です。(これ、私の解釈)

 

     今まさに死ぬ間際、最後の最後に、息子に言う「I'm sorry、I'm sorry、I'm sorry、、、」

     何回聴いても泣ける、、、、

 

 

 

今日のお薦めのワイン

ビュルク・エ・フィーユ / カオール “シャトー・ピネレ” 2012年 375ml

https://nuimama-ny152.shop/?pid=128387754

 

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ビュルク・エ・フィーユ / カオール ”シャトー・ピネレ” 2012年 375ml

  

生産者 : ビュルク・エ・フィーユ

地 域 : フランス > シュド・ウエスト(南西地方)

品 種 : マルベック85%、メルロー15%


 ピエール・ビュルク氏が1930年代よりワイン造りを始め、現在のジャン・リュク・ビュルク氏で5代目にあたる、カオールでトップクラスの評価を得ている醸造所。
 37ha所有している畑のブドウは樹齢の高いものが多く、コクと複雑味のあるワインを生産。畑にはマルベックとメルローが植えられており、品種、区画(畑)、収穫期の違いで仕込みを分け、それぞれが注意深く醸造されている。
 発酵はステンレスタンクで。12ヶ月間樽熟成(20%新樽)。若干フィルターをかけて瓶詰めされる。現在醸造所には最新の醸造設備が導入され、安定した品質が実現されている。


 流石、カオールでトップクラスの評価を得ているだけあって、なかなか乙な味わい。のびやかな果実味とコク、力強さが感じられる。

ピノ・ノワール(エレガントなタイプ)好きな私がマルベック(どーんと重いタイプ)?と不思議に思う方もいらっしゃるはず。確かにできたての若い時に飲んだら、重たくてどっしりとしたタイプだっただろうが、ハーフサイズでこれだけ(なんと7年も)寝かせていたので、マルベックとは言え、タンニンの角が取れて非常にまろやかになり、上手に化けた?賜物となっていて、ピノ好きが飲んでも美味しいと思える1本になっています。やはりタンニンのあるワインは寝かせると美味しいですね。

 

 

全く、映画には関係ないワインですので、あしからず。

 

  

 

 

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『Shopgirl NY 152』 

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