ワイン手帖

ワインショップ「Shopgirl_NY152 」 エッセイ&ワインこぼれ話

キング・オブ・ザ・フォルテピアノ

と、言えば、ロナルド・ブルティハムさん。

彼が愛してやまない18世紀の鍵盤楽器が、フォルテピアノ。あのうっとりできる素敵な音色、タマリマセンよねぇ、、、。

 初めてあの音色を聴いたのがいつだったのか、覚えていないほど、大昔なのですが、テレビから流れてきたその音色に、幼い私は釘付けになったものでした。自分が弾いているピアノと姿かたちは同じなのに、

「なんじゃこりゃ?」

という感じ? 笑

 

そして、その頃(小学校1、2年の頃)、近所の友達のピアノが、今にして思えば非常にフォルテピアノの音色に近かったのです。ピアノを習った子供なら例え小さくてローマ字が読めない頃でも、ヤマハやカワイの日本のものなら馴染みがありますが、そのピアノのメーカー名は初めて見る名前で、母に尋ねても知らない、父を連れて行きたくても普通のサラリーマンの父が私の遊び時間に友達の家に行ける筈もなく、そのうちメーカー名などどうでもよくなってしまい、ただ、遊びに行った時に弾かせて貰えればそれでいいや、と思うようになりました。

 

ちなみに私のピアノはヤマハだったのですが、何故か他のピアノより鍵盤が重かった為、軽くて飛ぶように弾けるそのピアノは、いつしか私の中では音色を楽しむための存在になっていきました。少々、チェンバロにも似た響き。チェンバロフォルテピアノも私にとっては癒しの存在です。疲れた時に聴くと元気になる?みたいな。聴くサプリ? えっ? 私ってそんなに小さい時から疲れていたのでしょうかね???

 

先日、来日にしたブラウティハムさんの東京のコンサートはモダンピアノだったのですが、なんと神戸女学院のホールではフォルテピアノで演奏したとのこと。聴きに行きたかったですねぇ~。どうせならそちらも録画して欲しかったです。

 

そんな訳で、思い出してしまったのです。あの家のピアノはいったいどこのメーカーだったのだろうと。

 

世界三大ピアノメーカーと言えば、スタインウェイベーゼンドルファー、ベヒシュタイン。字面で、そのどれでもなかったのは覚えていますし、だいいち音が全然違います。では日本のメーカー?

お恥ずかしい話ですが、ヤマハとカワイ以外の日本のメーカーさんにはご縁がなく、全くの無知なのですが、文字数が短かったことだけ覚えているのです。アカシヤ?いえ、始まりはAではありませんでした。では、天竜さんのエテルナ??今となっては謎ですね。

エテルナがどんな音色を出せるか全く知らないので、文字数だけのあてずっぽうです。でも気になると、聴きたくなるのが人情というもの。チャンスがあれば、聴きたいなと思います。

 

残念ながら、その素敵なピアノをそんなに長くは弾けませんでした。そのおウチは、引越しを期にヤマハに買い替えたとのこと。しかも買い替えた一番の理由が、我が家に来た時に私のピアノの音を聴いて、やはり変わった音色よりオーソドックスな方がよいね、ということになったらしいです。

 

え~~~~~~~~!

 

しかも、余談はまだありまして、同じメーカーなのに、私のピアノと音が違ったのです。その子は我が家の音がよかったらしく、なんで?と彼女は散々我が家で「検証」したところ、高さも巾(間口)も奥行きも全てコンパクトで、鍵盤の重さも軽い。一緒のが欲しかったのに、とお母さんに文句を言ったら、

「別にあなた弾かないんだからいいじゃない。どうせウチのピアノ弾くのM子ちゃん(私のこと)なんだし」

 

おおおー 金持ち発言凄い。笑

私の第二のピアノだったのですね。ステータスだけでお買い上げになったのですね。

それなら、買い替えて欲しくなかったーーーーーーー。

 

隣の芝生って、確かに青いです。

 

 

 

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今日のお薦めのワイン

フランソワ・ダレンヌ / ブルゴーニュシャルドネ “テット・ド・キュヴェ” 2016年

https://nuimama-ny152.shop/?pid=122897893

 

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フランソワ・ダレンヌ / ブルゴーニュシャルドネ・“テット・ド・キュヴェ” 2016年

 

★ワインを造り始めて僅か2年で数々の有名3ツ星レストランでオンリスト。ブルゴーニュの造り手の間でにわかに話題の新星!!

生産者 : フランソワ・ダレンヌ

地 域 : フランス > ブルゴーニュ

品 種 : シャルドネ

Bio認証: リュット・レゾネ


 ブルゴーニュのドメーヌでワイン販売の経験を経たのち、ワイン造りへ移行したのが1996年のこと。
2001年より本格的にワイン造りを始め、僅か2年の間に、“ジョルジュ・ブラン”、“ラ・フェム・ドゥ・モン・ペール”、“ランブワーズ”、“ル・グラン・ヴェフェール”等の有名3ッ星レストランでオンリストされた、話題の新星です。
 抜きんでたワインのクオリティの高さ。「ピュアでクリーンなワインを造りたかった」という彼の思いはそのままワインに生きています。
 平均樹齢45年。サントネー、マコン地区、ジブリの葡萄を主に使用。シュールリーの状態で100%木樽にて発酵と熟成を行っています。


 花梨やアプリコットの華やかな香りに、僅かに樽のニュアンス。フレッシュな果実味で、食事との相性が良い、気取らずに楽しめるチャーミングなワインです。

 

 

 

 

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