「さびしかったからーーー」
今日はそんなに日差しが強くなかったのと、振込行かにゃ、という訳で、母（♂にとってのね）は街まで買い出しに行ってきました。
その途中の道で、立ち話をしていた小学生の女の子が二人、バイバイを言い合って別れるところに出くわしたのです。ひとりは私が来た道へ、もうひとりは私と同じ方角へ歩き出したのですが、、。
50ｍ程離れた頃でしょうか。突然、私の前を歩いていた子がくるりと振り返ると、ものすごーく大きな声で、
「な・ん・で・〇〇（どうやらその子本人）ちに “きたかった” のおーーー」
と叫びました。
いきなりの雄たけびに、すぐ傍にいた私は多少面食らったのですが、それより遥か後方から聞こえてきた別れたての友達の返答に、思わず、、。
「さ・び・し・か・っ・た・か・らーーーーーーー」
そしたら、聞いた本人
「わかったーー！ うん、わかった。バイバイ」
と、答えると頷きながら角を曲がって、今度こそさよならをしたのでした。
なんて、ストレートな。なんて、そのままな。正直、と言うより、ありのまま。そうだよね。淋しかったから、別れるのが嫌で立ち話してたんだよね。でもきっと、聞いた方の子は、帰りたい、もしくは帰らなければならない用事があったからか、ウチにおいでとは言わなかった。言えないから、だから確かめた。確かめたからと言って、解決にはならないけれど、でも聞かずにはいられなかった。だから角を曲がる前に振り返った。
聞いた本人もまっすぐ。答えた子もまっすぐ。淋しかったから、なんて、あと数年も時を刻んでしまったら、そうそう簡単に言える台詞ではなくなってしまう。今の、この時だからこそ言える台詞。不便な大人になる前の、ほんの一時の優しい時間。
こんな他愛もないことに、いいな、と思った私はどれだけ素直に表現していないのだろう。好き、とか、ありがとう、とか、もっともっと沢山の時間を一緒に過ごしたい、とか。それは夫婦に限ったことではなく、同性の友達に対しても同じこと。
当たり前の時間なんてないのにね。
目の前で、突然、そこにいた人が亡くなる場合だってあるものね。
トラックと電車の衝突。何をそんなに無理したの、、、
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今日のお薦めのワイン
トレ・ローゼ社 / “サンタ・カテリーナ” ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ2013年
https://nuimama-ny152.shop/?pid=127061831
生産者 ： トレ・ローゼ社
地 域 ： イタリア ＞ トスカーナ州
品 種 ： サンジョヴェーゼ100％
トレ・ローゼ社はシエナの南、ウンブリア寄りでトラジメーノ湖から約8km西の場所に位置するワイナリーです。所有地は180ha、ブドウ栽培面積は78ha。そのうち、55haがヴィーノ・ノービレの畑。サンジョヴェーゼを大樽やバリック（2回目の使用）で熟成させて造られるヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノは高い評価を得ています。
サンジョヴェーゼはそれぞれの個性に基づいて選別され、各ブドウの特徴を尊重し、素晴らしい部分が引き出されるように異なる方法で発酵させます。完熟したブドウからは果実味とやわらかさを、フレッシュなブドウからはエレガントさを、塩分を含む粘土質のエリアからはミネラルを引き出すのです。
選別されたブドウは、ポテンシャルに基づいて、それぞれバリック（小樽）や10HL、30～40HLの樽で、熟成させます。最良の畑で選別されたブドウのみを使用している為、特徴的なテロワールで育ったサンジョヴェーゼは、モダンなスタイルとトスカーナの伝統的なエレガントさを兼ね備えているのが特徴です。
重さとしてはフルボディなのですが、完璧な辛口というよりは、やや辛口位なので、タンニンは柔らかさを持っています。
抜栓を少し早めにして、開かせてから召し上がってください。
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