ワイン手帖

ワインショップ「Shopgirl_NY152 」 エッセイ&ワインこぼれ話

「ボジョレー・ヌーボー」今年も予約開始です!

 

ボジョレー・ヌーボーの予約開始いたします。えっ?まだ夏、終わり切ってないのに、もう?

 

そうなんです。もう、受付開始なのです。早すぎてごめんなさい。でも、今年はできのよかった去年を上回ってよい年なので、私も早々に準備を始めました~~(来年ではないので、鬼は笑いませぬぞ(^^;)

 

 

日本が世界に誇る生産者、仲田晃司さんのボジョレー・ヌーボーです。

 

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参考写真 ボジョレー・ヌーボー 2018年

  

改めまして、仲田晃司さんをご紹介させて頂きます。(インポーターHPより)

 

 大学生時代にアルバイト先のフレンチレストランでワインに出会い、「いつか自分の手でワインを造ってみたい」という夢を抱いた青年は、1995年、頼るつてもなく単身渡仏。フランス語の勉強をしながら各地の醸造家の門を叩いて修行を重ね、2000年7月7日、ブルゴーニュの地にルー・デュモンを設立しました。
 仲田さんのワイン造りを特徴付けているのは、まさしく日本人職人的と言うべき、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念です。仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。
 2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」が生まれました。
 「ワインを通じてアジアの架け橋になれればと願っています」という仲田さん。現在ルー・デュモンのワインは、日本、韓国、台湾、中国、シンガポールといったアジア諸国を中心に販売されています。
 2008年8月、ジュヴレ・シャンベルタン村に念願の自社カーヴを取得しました。

 

なお、「Bourgogne Blanc Cuvée Famille」および「Gevrey-Chambertin Cuvée Nature」のラベルを手がけたのは、版画家・宮崎敬介氏(三鷹の森ジブリ美術館の展示物「びっくり劇場」のペン画や、同館オリジナルポストカード制作)です。

 

 

 

仲田晃司さんから2通のお便り頂きました。(原文まま)

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1通目

 1月~3月を通して氷点下になった日は1日もなく、とても温暖な冬となりました。
4月になり例年の気温に戻りましたが、降雨が少し見られました。
5月は雷雨が多く、気温も例年以下の涼しさとなりました。
6月も前半は例年通りでしたが、6月16日から気温が一気に上昇して30度を超え、6月27日に至っては38度(体感45度!)を記録しました。

今日7月7日の時点でも、30度を超える暑さが続いています。
時折雨は降りましたが基本的には乾燥した年と言えます。

5月が涼しかったため、開花は例年より遅れて6月10日頃にはじまりましたが、開花時の雨や昼夜の温度差によって、今年もクリュール(花ぶるい)が多く発生し、大部分のぶどうがミルランダージュとなりました。

私の契約畑がある南ボージョレでは、幸いにも霜や雹の害は本日まで発生しておりません。
また、高台の斜面畑のため風が強く水捌けも良いため、ミルデューなどの病気も皆無で、ぶどうはすくすくと育っております。

6月末から今日まで素晴らしい天候が続き、畑は最高の状態です。

今後の天候次第ではありますが、皮の厚い、最高度に凝縮したぶどうの収穫を期待しております。

最も重要な収穫直前3週間の天候が良好であれば、間違いなく近年で最高のヴィンテージになります。

8月の平均気温が25度程度におさまり雨が降らなければ、2005年、2015年、2018年を凌ぐ可能性もあります。

 
開花日から計算した収穫開始予定日は9月中旬ですが、私は9月末まで、ぶどうの完熟を待つつもりです。

「ガメイは、完熟が命」ですので。

 
2019年7月7日

メゾン・ルー・デュモン

仲田晃司

 

 

 
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2通目のお便りです。
 

 春から7月まで乾燥した気候が続いていましたが、8月は適度な雨に恵まれました。
病害もなく、ぶどうは健康に育ちました。

8月18日の16:00頃、南ボージョレ全域に雹が降りました。

私たちが契約しているほとんどの区画は被害を免れましたが、一部の区画は70%の収量減となりました。
10区画に分散して契約していることが幸いして、生産可能本数には大きな影響はございません。

ただ、念には念を入れて、今年は例年以上に選果を徹底いたします。

以降は今日まで、30度を超える好天が続いております。
収穫は当初9月末を予定しておりましたが、9月20日頃には凝縮した完熟ぶどうを収穫できそうです。
収穫が早まった分、樽熟成の期間を長くとることができますので、私としてもワクワクしております。

果実味が凝縮した、濃厚な味わいになることが期待されております。

収獲が完了し醸造が一段落しましたら、またご報告申し上げます。


2019年9月1日

メゾン・ルー・デュモン

仲田晃司

 

 

 

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今日のお薦めのワイン

予約受付開始。ご予約をご希望の方は下記サイトURLをクリックしてください。

ルー・デュモン / ボジョレー・ヌーボー 2019年

https://nuimama-ny152.shop/?pid=145482192

 

 

生産者 : ルー・デュモン(仲田晃司さん)

地 域 : フランス > ブルゴーニュ > ボージョレ

品 種 : ガメイ100%

 

 

 こちらの商品の発売は、解禁日(今年は11月21日)からとなりますが、当日着配達をご希望の方(九州、沖縄、四国、北海道、各島は除く)は、備考欄にその旨、ご記入ください。対応させて頂きます。ご記入ない場合は、21日から順次の発送となります。九州、沖縄、四国、北海道、各島のお客様は、一番早い着日が22日となります。ご了承くださいませ。

 

毎年、フランスから送られてくる年賀状。とっても楽しみな1枚。わざわざ私のような小さな取扱店にまで、年賀状送ってくださるなんて、優しい人柄を感じられます。実際に、お目にかかったご本人は本当に朴訥としていて優しいのです。お人柄がそのままワインの味に出ていますね。

 

 

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毎年頂く年賀状(2019、2018年)

 

 楽しみです! 今から待ち遠しいぃ~~~~。

 

 

 

 昨夜はちょっとお疲れな魔法使いさんと、私たちの記念の年、1993年のレア・セレクションシリーズのひとつ、ヴォルネイを飲みました。(こちらは私の個人所有ですので、売り物ではないです)

 

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ルー・デュモン / ヴォルネイ 1993年

 

レア・セレクション・シリーズというのは、仲田さん本人が作ったものではないのですが、彼自身が、この味ならルー・デュモンの名前を付けて売ってもよいですよ、とお墨付きを付けたワインのシリーズのことです。フランスの規模の小さい醸造家たちが、仲田さんのところに、これどうでしょ、と、持ち込んだわけですね。

何せ26年前のただの村名ピノなので、抜栓は飲むほんの少し前にしました。

色は、フチがオレンジがかった少し濃いめ。透明度はありませんでしたが、決して濁った、という感じではありません。綺麗な酸味がいまだ健在。牛も試してみましたが、ハーブ塩の豚にレモンをかけたものが一番相性よくて、するすると頂けました。ご馳走さまでした~~~~。

 

 

 

 

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最後までお読み頂き、ありがとうございました。