ワイン手帖

ワインショップ「Shopgirl_NY152 」 エッセイ&ワインこぼれ話

たった2haから生まれた珠玉の雫

 

たった2ヘクタール?!の畑から、いったいどれだけのワインを造ることができるのか、、、一口飲んで気に入って、欲しい!と思っても、プロの間で噂になって、速攻で売れてしまった幻に近いワイン。

 

手に入れることができただけでも、これは素敵なことですね!

 

またしてもイケメン捜してきたか?と言われるかもしれませんが、別に、私、浮気してないし。私にはトム・ハンクスさんと萬斎さんがいるし!(って、誰も聞いてないし(;一_一))

 

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ジェレミー・クアスターナさん

 

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収穫されたブドウ このまま食べたい

 

シャイでマジメな男がワイナリーを設立したらこうなりましたーーーー!

 

フランス、ロワール地方の若き生産者ジェレミー・クアスターナ、1986年8月20日生まれ、って、若い。

 彼は、AOCで言うとChevernyのFresnesという村で生まれ育ちましたが、ワインとは全く無関係な家に育ちました。父親はフランスのガス会社にお勤め、農業とは全く無縁です。

 大学は同じロワールのTours大学、専攻は西洋史。ところが大学4年生の時、人生を変える出会いがありました。それが、たまたまお小遣い欲しさにやった収穫のアルバイト。近所のLes Vins Contesのオリヴィエ・ルマッソン氏のワイナリーです。気軽な気持ちでアルバイトしたそうですが、その間に頭に衝撃を受けるようなナチュラルワインを沢山飲み、大の大人が真剣に農業に向かって命を懸けて働いている姿を見て、衝撃を受けたと言います。大学卒業後の進学に悩んでいる中、純粋な彼はある決断をします。こんなに不思議なワインなら、もう少し勉強してみたい!と。


 そして大学卒業後、今までとは分野の違うボルドー大学の醸造学科に2年通い、本格的にワインの醸造を勉強しました。その間もオリヴィエの収穫を手伝い、忙しい時は準スタッフとしてワイン醸造も手伝いました。
 大学の卒業見習いに選んだのはボージョレの大御所、今は亡き、マルセル・ラピエール氏のワイナリー。2008年に半年間、ラピエール氏のもとでナチュラルワインを徹底的に勉強したのです。そこも無事終了し、ボルドー大学を卒業と同時に彼が選んだ人生はワインを自ら造る事。
 そして2009年、2haの畑を借ります。ワイン造りは2010年から開始。彼は生まれつき運が良かったのかもしれません。幸運にも両親を始め、色々な方が彼を応援してくれたので、こんな最短でワイン造りを開始することができたのです。
 フランスのデビューは2011年6月のボルドーで行われたVINEXPOです。ここにブースを持つのではなく、この期間にボルドーの周りで開催されるいくつかのBIOのサロンで初デビューをしました。残念ながらこのデビューの時には彼のワインはほとんどSOLD OUTです。たった2haちょっとしかない畑の数量なので、噂だけでプロの間でなくなってしまったからです。
 日本への上陸、初デビューは2010年VIN。1.6haがガメイ、0.6haがコー。今は黒品種だけです。


 是非是非勇気ある新人を応援下さい。味もしっかり美味しいです。
 ただ畑の所有者が2008年まで化学肥料を使っていました。2009年は忙しくて何も出来なかった、とのことですが、幸い無農薬にすることはできましたので、本格的に彼が手を入れたのは2010年からです。今後がますます楽しみな造り手です。

(インポーターHPより)

 

 

 

 

今日のお薦めのワイン

ジェレミー・クアスターナ / ロゼ・ペティアン ブエナ・オンダ 2017年

https://nuimama-ny152.shop/?pid=145826087

 

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ロゼ・ペティアン ブエナ・オンダ 2017年

 

生産者 : ジェレミー・クアスター

地 域 : フランス > ロワール

品 種 : ガメイ100%

Bio認証 : ビオロジック

アルコール度数:8.5%

 

 「Buena Onda」はスペイン語で「良い感じ」という意味。樹齢20年のガメイで造られるこのキュヴェは、ステンレスタンクで3ヶ月間発酵後、糖と酵母が残った状態(ガスが残る状態)でSO2無添加で瓶詰めし、瓶内で3ヶ月間熟成させました。無濾過・無清澄です。

 

 淡いサーモンピンクの色調、アセロラやチェリー、イチゴキャンディーの香りの奥にセロリのニュアンスも。心地よい泡の触感、ほのかな甘みの後に程よい酸と苦みが爽やかさを与えます。

 

 

最近、ワイン会のウエルカム・ドリンクに、私が気に入ってお出ししているのはもっぱらロゼのペティアンなのです。皆さんが揃うまでの時間に、ちょっと一息ついて、その後に控えているお食事に、そしてワインのフルコースに、ひと花添えてくれます。見た目の綺麗さも大事ですしね。

 

 

 

 

 

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