正倉院のお宝のひとつ『撥鏤(ばちる)』の美しさ
『撥鏤』と書いて「ばちる」と読みます。物差しのことです。これ以上ない位の美しい物差しです。
只今、奈良の国立博物館で、毎年恒例の「正倉院展」が開催されていますね。
毎年、テレビで案内される度に一度は行ってみたいな、と思う展覧会ですが、まず無理。
まほ嫁は人込みが、超が30個付く位苦手なので、あの人の頭を見る度に腰が引けて、吐き気を頭痛を想像してしまうからです。
(めげずに行けたのは、若冲だけね。笑)
さて今回、テレビで案内されていた中で、実物を見てみたいなぁ~と思ったのは、『撥鏤(ばちる)』という物差し。
実際に聖武天皇が身近に置いて使用していた厨子の中に収められていたもので、正式名称は
『紅牙(こうげ)撥鏤尺』
30cm位で、染め上げた象牙を掘って、文様を生みだす技法で造られた赤みがかった朱色の物差しです。
写真では全然美しさが出ないし、柄も見えなくて、ダメダメですねぇ、、、、。載せられるような写真、見つからなかったのですよ、、、。
ここからは勝手に宣伝~。
まず色が鮮やかで、吸い込ませそうなほど綺麗だったですよーーーー!
次に堀りがすごい。3cm四方の枠がいくつかあって、ひとつの四角に花とか、幾何学模様とか、数種類かの柄が掘られているのですが、そのひとつの「花鹿」が実にキュート。
この「花鹿」、鹿の角が、普通の尖った角ではなく、花の形をしています。
これは日本の鹿ではなく、中央アジアから伝わってきた聖なる獣なんだそうです。
昔々、この正倉院が造られた1300年前頃の唐の時代では、この尺は恐らく大量生産されていたのではないかと。
だとしたら、その技術、凄すぎます。
象牙に掘られた線なんて、なんと0.1mm以下だそうで、それを何本も何本も掘ることで、鹿のふわふわした毛の質感を表しているとか。
もし、興味を持った方がいらしたら、是非是非、私の代わりに見てきてくださーーーい。
美しいものは、いつ観ても、テンション上がりますね。
幸せな気持ちにさえなることができるのですから、私って、お安くできているのかも、、、笑
*********************************
今日のお薦めのワイン
ミシェル・シャンピオン / ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ 2001年
https://nuimama-ny152.shop/?pid=146635189
生産者 : ミシェル・シャンピオン
地 域 : フランス > ブルゴーニュ地方
品 種 : ピノ・ノワール100%
ミシェル・シャンピオンは、コート・シャロネーズ地区、ジヴリ村の南西に位置するセルコ=モロージュ村に1740年に設立された歴史あるドメーヌです。1968年に9代目当主をミッシェルが継承。以来30年以上に亘って、フランス国内や近隣諸国のワイン愛好家に愛されるワインを造る続けてきました。
しかし跡取りに恵まれなかった為、2002年を最後に栽培・醸造を止め、畑をフェルマージュで貸し出し、以降は貯蔵するバック・ヴィンテージを少しずつ販売して生活を送っています。
同地の「モン・アヴリルの丘」の斜面畑に植えられた樹齢35~75年のピノ・ノワールを化学肥料、除草剤、殺虫剤を使用せずに栽培し、収穫後100%除梗。天然酵母で醸し、18ヶ月間樽熟成させています。
これは生産者の努力により傑出した魅力を放つ2001年。18年の時を重ね、柔らかな美酒に変貌しています。状態の良さを示すオレンジがかったクリアーな熟成色。上品な香りの中に、紅茶やキノコなどの熟成香が漂っています。クリーンでピュアな酸は落ち着いており、緻密なタンニンは甘さを見せながらも健在。そしてスパイシーな風味とプラムやカシスのニュアンスを伴うチャーミングな果実味。全体的に上品な味わいが甘い余韻へと繋がっています。
コストパフォーマンスに優れた貴重な熟成ブルゴーニュです。
古きよき時代のもの、ワインは飲んだらなくなってしまいますが、会話に花を咲かせ、心をほんのり暖かくしてくれます。
*******************************
リースリング(美味しい辛口の白ワイン)とロゼが豊富なワイン専門のネット通販です。
是非、覗きにいらしてくださいませ。ご注文はネットショップからどうぞ。
お問い合わせ先はこちら ↓
ny152.seloct.shopgirl@gmail.com
お気軽にご連絡ください。お待ちしております。リアルタイムで内容についての返信をできない時もございますが、その場合はその旨のご連絡を入れさせて頂きます。
***********************************
最後までお読み頂きありがとうございました。