『シャトー・マルゴー』と、只の「マルゴー」とは別物です♪
ややこしや~~~~~~~の話しをしてもよろしいでしょうか??
イヤだっ、という方はスルーしてくださいね。
ワインを召し上がる方で、少しエチケット(=ラベル)を読めるようになってくると、よくあるあるなことなのですが、、、。
「『シャトー・マルゴー』飲んだのぉ~」
「それはよろしかったですね」
「安かったのよ、3000円で売ってたから買っちゃった」
「・・・・・・・」
『シャトー・マルゴー』のお値段は、年によって勿論変わりますが、軽く10万円は超えるワインです。どーーーーーーひっくり返っても3000円では買えません。グラスでも召し上がれません。
では、何と間違われたのか、、、。
マルゴー「村」産のワインと、間違われたのです。
ここからが、ややこしや~、というお話し。
フランスのボルドー地方のメドック地区には、格付と称するランクがあります。歴史をひっくり返すこと1855年。パリ万国博覧会にボルドーワインを出品するにあたり、ナポレオン3世の命令で、ボルドー市商工会議所が制定したあるランクが、約160年たった今でも世界で通用していると言うか、使われていると言うか、基準になっています。お陰で、我々業界側の人間は、この序列化されたランクを全部、せこせこと覚えなければなりません。もっとも、覚えなければならないことは他にも山のようにあるので、メドック地区の格付はほんの氷山の一角なのですが。笑
その格付というのは、メドック地区(赤のみ)を1級から5級までに序列化したもの。(白の格付もありますが、更にややこしくなるので、その話はまた違う機会に)
1973年にひとつだけ昇格したワインがありますが、それを除けば今日まで見直しはされておらず、規則正しく、表の中に収まっています。そう考えれば、イタリアのD.O.C.Gなんぞは毎年毎年?ちょこまかと増えていって今現在いくつよ?!の世界なので、変わらないメドックの方が実は有難かったりします。(イタリアやめてーーーーー)
1級から5級までのランクもさることながら、それぞれがどの村で産出されたかも大切です。何故なら、村によってお味の系統が違うから。
という訳でここからが本題。今日、ご紹介するワインも、その紛らわしいワインのひとつの、更に「セカンド」というクラスになります。
格付されている地区の中に、マルゴー村があります。マルゴー村で造られているのは1級から5級まで合わせて21。その頂点にいるのは勿論1級の『シャトー・マルゴー』。残りの20は全て名前が違いますが、エチケットには地名のマルゴーが、、、、。更に言えば、この格付にのっていない安価なワインでも、マルゴー村で造られたものでしたら、やはり地名は記載されているので、、、、。
なので、本家本物の『シャトー・マルゴー』のエチケットをご存知ない方は、マルゴーという聞きかじった名前だけで、それが全て『シャトー・マルゴー』なのだ、という勘違いをされてしまうのです。
そして、もひとつ、ややこしや?
「セカンド」って何??
セカンドとは、グラン・クリュのシャトーが所有している畑から造られたワインのうち、ブレンド(ボルドーの格付は全てブレンドされています)する際に、厳し~い基準に達しなかったワインを更に選別して造ったワインのこと。または樹齢の若いブドウの樹から造られたワインのこと。
しかし、醸造過程は全く同じです。「どこそこシャトーのセカンド」というご案内をしています。
もう少し、詳しく言うと、「何級のどこそこシャトーのセカンド」になります。お値段は、限りなく嬉しい価格帯で、それでいて、本家のお味、と言うか、雰囲気は充分楽しめるわけですから超お買い得。
今日は敢えてハーフボトル375mlのご紹介をします。何故なら、ご自分へのご褒美に、、、という意図も込めているので。(私がご褒美欲しいだけ? 笑)
格付はちょっと手がでない。
750ml(普通サイズ)だと量が多い。
少しでいいから、いいクラスの美味しいもの飲みたい。
こんな方にお薦めします。
「マルゴー村」の3級『シャトー・カントナック・ブラウン』のセカンドです。
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今日のお薦めのワイン
ブリオ・ドゥ・カントナック・ブラウン 2004年 375ml(ハーフボトル)
https://nuimama-ny152.shop/?pid=128526937
生産者 : シャトー・カントナック・ブラウン
地 域 : フランス > ボルドー > マルゴー
品 種 : カベルネ・ソーヴィニヨン65%、メルロー30%、カベルネ・フラン5%
ヴィンテージによってブレンド率は異なりますが、通常ヴィンテージでは、カントナック・ブラウンに比べてメルロの割合が高くなっています。作付面積48ha。ステンレスタンクで発酵、樽(20~25%新樽)で12ヶ月熟成。
ブリオは、カントナック・ブラウンとは一線を画する味わいのワイン。ブリオには、ブリオ独自のイメージ、「よろこび」が込められているのです。アペリティフに、食事とともに、食後に、作法など気にせず楽しめるワインに仕上げたそうです。
ハーフサイズなので、一足早く熟成しているのと、メルローの比率が高い為まろやかで、まさに今飲みして美味しいボルドー。ピノ好きの私としては、ドス重の若いボルドーには実はあまり触手が伸びないのですが、寝かせてまろやかに変身した子は多いに歓迎なので、一口飲んで気に入り、インポーターの在庫最後にまとめてドーンと仕入たものです。それもあと僅かになってしまいました。
ハーフですし、ご自分へのご褒美に如何でしょうか?
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