渋い親父の筆頭格!
渋い親父は無口です。しゃべりません。世界一、葉巻の似合う男です。
フリードリヒ・ベッカーさん。ドイツ、ファルツ地方の生産者。あの、有名な「キツネのエチケット」の親父さん。御年、あれ?おいくつでしたっけ??
ベッカー醸造所のあるシュヴァイゲン村はフランスとの国境線に接しています(ドイツのファルツ地方と、フランスのアルザス地方)。そのため、歴史上何度も国境線が変わっており(その度に石を移動させた)、所有する畑のうち7割は国境を超えてフランス領に位置しています。EUになる前は、パスポートを所持しながらの畑作業になったそうです。
日本では、ちょっと信じられない話ですよね。
今日は、渋い親父さんの造ったワインのご紹介です。
今日のお薦めのワイン
https://nuimama-ny152.shop/?pid=135281386
※通常のキュヴェ・サロメではありません。
生産者 : フリードリヒ・ベッカー
地 域 : ドイツ > ファルツ地方
品 種 : ピノ・ムニエ100%(キュヴェ・サロメはピノ・ノワールとピノ・ムニエが50・50です)
『ドイツのDRC』と讃えられるようになって久しいフリードリヒ・ベッカー醸造所。南ファルツのシュヴァイゲン村の可能性を頑なに信じ続け、逆境に悩まされながらも今や世界屈指のピノ・ノワールの造り手にまで登り詰めた現在もなお、常に先を見据えたワイン造り、ドイツワインの可能性を世界に誇示すべく、進化を続けている注目の醸造所です。
ベッカー・シニアがゼクト用の品種として植えていたものを使用しています。
オークの大樽で熟成後、瓶内二次発酵、9年もの瓶内熟成。とんでもなく長い瓶熟期間を経て、円熟味、旨みが最大限に発揮された、贅沢な味わい。美しい酸があったことから長期間の瓶熟を必要としました。ベッカー史上最高のコストパフォーマンス!
いわゆる熟成したシャンパーニュのような、リンゴのコンポートの香りが楽しめる贅沢なゼクトです。
ピノ・ムニエ100%で造るスパークリングというのは、実はあるようで非常に少ない。シャンパーニュでも補助品種として使う生産者が殆どなのです。
「コク」、「旨味」がぎゅっと、詰まった泡。
以前、ワイン会でお出ししたところ、皆さん納得の絶旨ゼクトで、内容を考えた時の価格が安い!と大好評だったまさに逸品です!
注)ゼクトとは、ドイツやオーストリアで、シャンパーニュ製法で造られたスパークリングワインのことです。ドイツのシャンパンね?と仰る方もいますが、正解ではありませんが、まあ、遠からず、というところでしょうか。笑
日本でも、「キツネのエチケット」=ベッカーさんという図式が出来上がりましたね。
ベッカーさんのワインが初めて日本に上陸した時、販売した最初のメンバーなのですが、店頭に並べた初日に2週間分の予定で仕入れた数が完売してしまい、そのあとレストランさんに取られ(レストランはメニューに載せたものは1年分位の量を確保してしまう)、売りたくても品物がなかった!ということがありました。
翌年から、充分な数を輸入して頂けたのですが、今となってはそれも懐かしいエピソードです。
wine-techo-kotonoha.hatenablog.com
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